この項目ではキャラクターシートの『能力』欄に記入される能力のうち、いわゆる特殊能力について説明しています。
一般的な能力(会話能力とか、料理とか)についてはここでは触れません。
これらに関しては常識の範囲内でご自由に設定してくださって結構です。
なお、ここにあげた特殊能力はあくまでも『例』ですので、これに囚われずに新しい能力を作ることもできます。
その場合、世界観と著作権には十分注意してください。
能力は大分類、つまり能力の一番大きなカテゴリーごとに分けてあります。
表記については以下の通りです。
能力名
能力の名前です。もちろん、別な名前を付けてもかまいません。
大分類
能力の分類です。おもに、力の由来によって分かれています。
能力のタイプによりPSY(超能力)、術法、異能、技能(技術)、特殊の5種類があります。
小分類
能力の種類による分類です。大抵は能力名と一致します。
知名度
能力の知名度です。参考までに。
解説
能力の解説です。
[ PSY ] [ 術法 ] [ 異能 ] [ 技能 ] [ 特殊 ]
いわゆる超能力がここに当てはまります。
一番一般的で、人数的にも多数確認されています。
おもに、核戦争後に突然変異で生まれるようになった能力ですが、稀に古くからこの力を持つ家系もあるようです。
一般にこの能力を使用する際、PSYと呼ばれる力が働くことがわかっています。
PSYは科学的に数値化できるため、能力者の力の強弱を測ることができます。
PSYと一口に言ってもESPからサイコキネシス、テレパシーなど様々な種類があり、その力も個人によって違います。
この能力を持つ者は、一般的に「ミュータント」として迫害される事が多いようです。
それに関しては世界観の説明の鋼を参照してください。
なお、複数種類のPSYを保持している者もいます。
古代から受け継がれてきた『技術』としての力です。
『人ならざるモノ』に人間が対抗する為の切り札とも言えます。
主に、その『素養』が血の力により継承される為、突然変異で使えるようになることはありません。
ただし、忘れられていた力が目覚める『先祖帰り』という事は稀に起きるようです。
近年ではその力を振るえる者はほとんどいなくなっていましたが、ここ10年ぐらいの間に術師の中でも強力な力を持つ者が増加しつつあります。
また、『技術』であるがゆえに、使いこなすにはきちんと『習得』する必要があります。
つまり勉強です。
『習得』していない場合、力が暴走したり、効果を発揮しなかったりするので、実質使えないのと同じになります。
また、一般人として暮らしていた者が、突然その『素養』に目覚めることを『覚醒』と呼びます。
『覚醒』しただけでは当然にその能力が使えるようになるわけではないことに注意してください。
上記の『先祖帰り』も『覚醒』の一種です。
術師は絶対数が極端に少ないため、その世間的な認識は実質能力者と変わりありません。
我々が手足を動かすのに特に集中が必要ないように、『力』を振るうのに特に集中の必要のない者がいます。
それが『異能者』と呼ばれる存在です。
異能者は主に、異界(鬼界や邪界など)の血脈や、何らかの化学実験などの結果により生み出された存在で、彼らの能力を『異能』と呼びます。
妖怪の妖力や、吸血鬼などの魔力もこれに分類されます。
その能力のバリエーションは、飛行能力や炎を吐く、変身するなど様々ですが、バケモノ扱いされるか、能力者とひと括りにされるかどちらかのようです。
いずれにしろ、人間が本来持ち得ない力ですので、使用には十分注意が必要でしょう。
特に血脈や、突然変異によらない、普通の人でも習得できるようなものでも、特に高水準で習得している場合、やはりこれは特殊能力といえるでしょう。
剣の達人は岩やコンクリートさえ両断し、銃の達人は敵の急所めがけてどんな状況でも正確に弾を撃ち込むことができます。
『特殊能力』とひとくくりにできないようなものがあります。
それがここに上げる特殊な能力です。
これはもはや能力というよりは『特徴』といったほうがいいかもしれません。
しかし、キャラクターの性格付けに重要な意味を持つものであることは変わりありません。
得てして、このような特殊な『能力』を持つものは、数奇な運命のめぐり合わせに巻き込まれることになるものですが・・・。